ユリ Lilium spp.
写真 オリエンタルリリー ”スターギャザー”  
撮影時期 2005.7.2
栽培状況 鉢植え
ユリ科
ユリ属
秋植え球根
(特にありません)
北半球の亜熱帯〜亜寒帯地方
庭植え、鉢植え
5〜8月
【花の印象】
 日本は世界中で最も自生のユリに恵まれた国だそうです。ユリの素晴らしいところは原種でも非常に美しいことで、園芸種においてはなおのことです。また、香りもすばらしいので言うことなしです。
 特に、カサブランカが登場して、人気がさらに高まっているように思います。
 なお、スカシユリは別に取り上げています。
【花の特徴と性質】
 日本には、園芸的に貴重な品種が多く、ユリの宝庫と言われています。


 (主な種類と品種を参照してください。)


 (主な種類と品種を参照してください。)

 
 耐寒性は問題ないですが、耐暑性がやや弱い性質があります。

【主な種類と品種】
スカシユリ  草丈は40〜80pほどです。盃状の花で、上向きに咲きます。花色は黄、橙、赤が一般的です。
オリエンタル・ハイブリッド  ヤマユリ、サクユリ、カノコユリなどの交配種で、カサブランカが代表的品種で、毎年、たくさんの品種が次々につくられています。
鉄砲ユリ 薩南諸島、沖縄諸島等に自生している白ユリで、筒型のおなじみの花です。芳香があります。
カノコユリ  花弁の内側の基部にかのこ模様が入るところから名付けられました。桃紅色の花で、花弁が大きく反転します。(写真下)
オニユリ  日本全土に自生しています。朱赤色で、暗紫色の斑点があります。このユリは3倍体の品種だそうで、とても丈夫です。
サクユリ  別名タメトモユリといい、伊豆諸島のみに自生している白の大輪種です。原種のユリの中では最も大きな花を咲かせます。
草丈は、150pほどです。
 以前大鉢に植えて育てとみましたが、鉢でも十分に楽しめます。
オトメユリ  草丈は30〜40pほどで、ユリの中では開花時期が最も早く、きれいなピンクの花を咲かせます。
【栽培のポイント】

 10月〜11月が植えつけの適期です。ユリの球根は乾燥を嫌いますので入手したらすぐに植えつけます。
 また、ユリは、球根から出た茎の土中部分にある根が栄養分を吸収するので、かなり深植えにする必要があります。
 目安としては球根の4〜5倍ほどにします。
 以前、思い切って深植えにしてみましたが、問題なく咲いてくれました。
 球根の場合は深鉢の大きめの鉢を使い、球根を鉢の真ん中程度に植え込みます。オリエンタル・ハイブリッドなら7〜8号鉢程度を使用します。


 暑さがやや苦手なので、真夏には西日の遮れるところが最適です。また、地際の部分は日陰になって涼しい状態を好みます。
 オリエンタル系は明るい半日陰が適しています。


 球根の大きさの3倍程度を目安にします。


 植え替えは3年に1回くらい10〜11月に行います。掘り上げて分球したら、すぐに植えつけます。


 3月に緩効性肥料を1uあたり200〜300gほど与えます。


 アブラムシがつきやすいので、早めに駆除します。アブラムシはユリの大敵であるモザイク病を媒介するので、特に注意が必要です。
 モザイク病は薬剤が効きませんので、発生した株は処分するしか方法はありません。