ムスカリ Muscari spp.
写真 ムスカリ 「アルメニアカム」
撮影時期 2003.3.29
栽培状況 庭植え
ユリ科
ムスカリ属
秋植え球根
グレープシアシンス
地中海沿岸
庭植え、鉢植え
3〜4月
【花の印象など】
 ムスカリは、10月に入ると葉を出してくるので、伸びてきたムスカリの葉を見ると、早く春が来ないものかと思わせてくれます。
 決して派手な花ではありませんが、秋植え球根では定番の花で、チューリップなどの手前に、まとめて植えると素晴らしい景観をつくります。 できれば、密植すると一層きれいな花を楽しむことができます。
【花の特徴と性質】

 草丈は、15〜20p程度です。


 この花の最大の特徴は、青紫の小さな花をブドウの房のように咲かせるところにあります。色は、白、紫があります。また、八重咲きや、花が羽毛状になったものなどがあります。

 
 ムスカリは耐寒性があり、とても丈夫で、手間がかかりません。

【主な種類と品種】
アルメニアカム 草丈15pほどの空色の花で、ムスカリの中では最もよく見かける定番の品種です。
ホワイトビューティ 草丈15pほどで、白花です。
ゴールデンフレグランス ムスカリには珍しい黄色の花で、甘い香りを持っています。また、球根がとても大きいことも特徴です。(写真中)
羽毛ムスカリ 花が羽毛のようになる独特の花形をした品種です。
ブルースパイク 八重咲きのムスカリでボリュームのある花を咲かせます。草丈は15〜20pほどです。
マウントフッド 新しい品種で、花は青色で上が白色というすてきな色合いの花です。草丈が高くなる大型の品種です。
【栽培のポイント】

 植え付けは、10中旬〜11月末が適期で、軽く苦土石灰を播いて酸性を中和してから、油カス、カリ肥料を施します。
 球根を植えつける深さは3〜5p程度が適当です。
 

 ムスカリは、半日陰でも咲きますが、日当たりによい場所に植えると色が一層冴えて美しい花を咲かせますので、できれば、日当たりと水はけのよい場所に植え込みます。


 球根は、5p間隔で植え付けますが、3pほどに密植すると素晴らしい景観となります。


 この球根は毎年掘り上げる必要がなく、3年程度は植えっぱなしでかまいません。
 植えつけて3年ぐらいたったら掘り上げます。時期は6月に入って葉が黄色くなったころで、陰干しした後、風通しのよい場所で保管します。


 元肥として、堆肥1kgと化成肥料を50gほど施します。


 病害虫では、白絹病が発生することがありますので、キク科植物の後に植えないことと、水はけの悪いところに植えないようにします。