ダリア Dahlia hybrida.
写真 ダリア
撮影時期 2008.6.21
栽培状況 庭植え
キク科
ダリア属
春植え球根
テンジクボタン
メキシコ、グァテマラ
庭植え、鉢植え
5〜10月
【花の印象】
  残念ながら、昔と比較してダリアの花を見かけることが、最近少なくなったような気がします。というのも、ダリアをに楽しむにはそれなりのスペースが必要ですが、そういうスペースがあってもバラなどに押されて次第に栽培する人が少なくなったのではないかというように思います。
 そういう事情なのかどうかわかりませんが、コンパクトなタイプのダリアもで回っています。
【花の特徴と性質】

 草丈は高性のもので150p、矮性のものでは20pほどです。


 ダリアの花はまことにバライティに富んでおり、花茎が30pを超える巨大輪から10p未満の小輪まであります。
 また、花の形もデコラ咲き、カクタス咲き、ポンポン咲きなど様々です。

 
 ダリアは環境適応性が大きく、ほとんどのところで栽培できますが、もともと、冷涼な気候を好み高温と多湿が苦手です。このため、暖地の夏は、株が弱ってしまいます。 

【主な種類と品種】
 原種が発見されて以後、約400年という長い栽培の歴史を持つダリアは、花形や色彩が極めて多様であり、また極小輪から巨大輪まで様々なサイズがそろっています。
【栽培のポイント】

 一般的には球根を購入して、4月から5月上旬が植え付けの適期です。また、フレームなどで浅く土に植えて早く発芽させ、そのころ植えつけることもできます。
 覆土は5〜6p程度とします。
 また、タネからも育てることができます。
 

 日当たりと排水のよい場所を選びますが、暖地では、夏の西日が遮れる場所が最適です。


 ダリアは、株が大きく広がります。品種によって異なりますが、巨大輪種では1m前後、小輪種でも50〜60p程度は必要です。


 巨大輪種は、1本だけ茎を伸ばし、地上から4〜5芽程度の側枝を残し他の芽はかきとります。その後成長に応じて葉腋から出る芽を取り除いて、一番上の花を楽しみます。花が終わったら、切り戻して、残した芽を伸ばして2番花を咲かせるようにします。
 中小輪種は、茎が伸び始めたら地上15p程度で摘心し、脇芽を出させるようにします。余分な芽は随時かきとり、花の大きさに応じて花を付ける芽を調整してやります。
 また、付いた花芽を全部開花させると、本来の花のよさが出ませんので、中央部以外のものは取り除きます。
 暖地では夏は勢いがなくなりますが、秋にふたたび開花します。梅雨が明けたら株元をマルチングし、夏を越してから地上30p程度残して切り戻しをします。夏の暑い時期に早く切り戻しをすると、腐敗しやすいので注意します。 
 霜が降りる頃に掘り上げ、分球して貯蔵します。暖地では、土中越冬が簡単で、排水のよい場所に球根を埋めて30pほど盛り土をします。
 分球の他、挿し木で増やすことができます。


 元肥として堆肥や腐葉土などの有機質と、緩効性肥料を多めに与えます。また、夏を除き月に1回チッソ分の少ない緩効性肥料を与えます。


 フキノメイガの被害が大きいですが、これに対してはカルホス乳剤が効果的です。