アネモネ Anemone coronaria.
写真 アネモネ
撮影時期 2000.4.9
栽培状況 庭植え
キンポウゲ科
アネモネ属
秋植え球根
ボタンイチゲ
地中海沿岸
庭植え、鉢植え
3月〜4月
【花の印象】
 早春の庭をあざやかに飾ってくれるアネモネは、栽培もごく簡単なうえ球根の値段も手頃なため、場所さえあれば毎年植えたくなります。
 昔、春の植木市だったと記憶していますが、そこで見た鉢植えの真っ赤な大輪のアネモネと、どこの教会か忘れてしまいましたが、そこの花壇に色とりどりのアネモネがきれいに咲いていたのが思い出されます。
 チューリップよりは早く咲くので、この花が咲くようになると、春が来たという実感がわいてきます。
 なお、宿根性のアネモネは別に取り上げています。
【花の特徴と性質】
 アネモネの名の由来はギリシャ神話に出てくるアネモという美しい娘からきています。

 草丈は20〜30p程度になり、庭植えは勿論、鉢植えにも適しています。


 花は、一重咲き、八重咲き、菊咲きなどがあります。開花期になると、地表面からつぼみが立ち上がってきて咲くところに特徴があります。
 色は、赤色、白色、紫色、藍色があります。

 
 耐寒性が強く、暖地では、年内に葉が相当広がってきます。私の庭では、霜除けをしなくても、寒さで傷んだりすることはありません。

【主な種類と品種】
ココナリア種  19世紀につくられもので、今でも、アネモネと言えば通常この品種です。人気が高く、各色の混合が園芸店などで売られています。写真のように花心に白い輪が入ります。
プランダ種  草丈は、15p程度の小さな花です。山草的な趣があり、鉢植えやロックガーデンに向いています。
デカーン 切り花用の品種で一重咲きの大輪です。花茎が長い系統です。
【栽培のポイント】

 植えつけは、10月中旬ごろ球根の上下を間違わないようにします。平らになっている方が上になります。
 球根を直接植え付けると、その後の雨などによって急激に吸水して腐りやすくなりますので、植え付け前に湿らせた砂やバーミキュライトのうえに1日ぐらいおいて、吸水させておく方が無難です。
 

 日当たりが悪いと花が咲かないので、日当たり、排水のよい場所に植えつけます。


 球根の深さは3〜4p程度、植え付けの間隔は15〜20p程度が適当です。球根は小さいですが、案外株が広がりますので、あまり密植しすぎないよう注意します。


 花がらをこまめに取り除き、株の負担を減らし、見栄えをよくします。
 翌年に利用したい場合は、6月ごろ葉が黄色くなってからに掘り上げ、陰干ししてから風のとおる涼しい場所で貯蔵します。遅くなると、梅雨時期になり球根が腐りやすくなりますので注意します。


 植え付け前に、化成肥料や有機質肥料を元肥として施します。また、酸性土を嫌いますので、植え付けの1ヶ月ほど前に苦土石灰などをまいて中和しておきます。


 特に気になるようなものはありません。