アグロステンマ Agrostemma githago.
写真 アグロステンマ 「ギタゴ」
撮影時期 2003.4.27
栽培状況 秋にタネ播き後、庭植え
ナデシコ科
アグロステンマ属
秋まき一年草
ムギナデシコ
ムギセンノウ
ヨーロッパ、西アジア
庭植え
4〜5月
【花の印象】
 アグロステンマは、和名をムギナデシコあるいはムギセンノウといい、ヨーロッパでは麦畑に生える草花として知られています。
 和名の「ムギナデシコ」は、長い葉が麦の葉に似ているところから付けられたものです。ムギセンノウとも呼ばれますが、ビスカリアの和名が「コムギセンノウ」で、まぎらわしくなっています。
 タネから育てましたが、育苗も楽で特段難しいことはありません。
【花の特徴と性質】

 70〜100pほどの草丈になります。


 花は5弁で直径約7〜8cm程度です。よく見かける品種は、中心が白い桃色の花ですが、白花もあります。

 
 寒さに強く、育てやすい草花です。

【主な種類と品種】
 「タキイ種苗」や「サカタのタネ」からタネが販売されています。
オーシャンパール 花径7p内外の白花で、草丈70p〜1mです。
パープルクイーン 紫桃色の花で、草丈70p〜1mです。
ギタゴ 鮮桃色の花で、草丈90pほどです。
【栽培のポイント】
 線が細く可憐なイメージの草花ですが、性質は丈夫で育てやすい花です。あまり見かける機会が少ないですが、もっと栽培されてよい花ではないでしょうか。


 発芽適温は18〜20度で、暖地では9〜10月、寒冷地の場合は3〜4月に播きます。
 タネはバラまきにし、タネが隠れるぐらいの覆土をしてたっぷりと水を与えます。また、ポットに直接2〜3粒ずつぐらい直接播いてもかまいません。
 双葉が展開して込み合ってきたら、葉が触れ合わない程度の間隔で間引きをします。本葉が1〜2枚になったら、根を切らないようにポットに1本ずつ移植します。ポットに直接播いたものも、よい苗を1本残します。
 本葉が6枚ぐらいになったら、花壇や鉢に植え付けます。
 タネを播いた結果では、発芽がよく、また、初期の生育がとてもよいので育苗はすこぶる簡単です。
 

 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。丈夫なので土質は特に選びません。


 20〜25pほどにします。65pのプランターの場合3株植えます。


 春になれば気温の上昇とともに茎が伸び始め、草丈が高くなりますので、倒れないうちに支柱を立ててやります。


 定植地には、あらかじめ腐葉土やピートモスなどの有機物と緩効性肥料を入れ、よく耕しておきます。ただし、多肥にすると倒伏しやすくなるので、追肥は必要ありません。


 ネキリムシやヨトウムシの食害に注意します。病気は特にないようです。